2014年4月10日木曜日

第4回 標準版家族心理教育研修会 in 岡山

岡山でも,今年もやります。

統合失調症を中心とする精神障害をもつ人たちの家族に対する心理教育(家族心理教育)を,基礎から学べる2日間の研修会です。

今回は,県北部にある希望ヶ丘ホスピタル(津山市)で開催します。アクセスには,岡山市から少々時間を要しますが,B級グルメのホルモンうどんでも有名な津山市で,おもてなし精神旺盛な岡山の講師陣がお待ちしています。(既に,西日本の各地から申し込みを頂いています。)

私もアドバイザーとして関わります。
関心のある方は,仲間をお誘いのうえ,ぜひご参加ください。


【日時】
 2014年7月20日(日),21日(月)

【場所】
 希望ヶ丘ホスピタル 2F 多目的ホール
 (岡山県津山市田町115)
 JR津山線・姫新線 津山駅よりバス約10分 (地図,アクセス方法はこちら

【参加費】
 8,000円 (テキスト代込み)
 お申込み頂いた後,振込先をお知らせします。
 振込をもって申し込み完了と致します。

※ 申込締め切りは,7月5日(土)

【申込方法】
 申込用紙に必要事項をご記入のうえ,メール(okayama.penet@gmail.com)
 またはFax(086-254-0800)までお送り下さい。
 (申込先:万成病院/岡山心理教育研究会事務局[担当:柏原・菅原])

申込用紙はこちらよりダウンロードしてご利用下さい。

【主催】
 日本心理教育・家族教室ネットワーク
 岡山家族心理教育研究会

【講師】
 日本心理教育・家族教室ネットワーク認定の
 家族心理教育インストラクターが担当します。

 ・ 菅原 明美 (万成病院)
 ・ 柏原 謙造 (万成病院)
 ・ 田口 政子 (希望ヶ丘ホスピタル)
 ・ 神田 延美 (希望ヶ丘ホスピタル)
 ・ 中岡 恵理 (希望ヶ丘ホスピタル)
 ・ 黒岡 真澄 (岡山県精神医療センター)
 ・ 木本 達男 (岡山市保健所)

<アドバイザー>
 ・ 贄川 信幸 (日本社会事業大学)


詳しくは,開催要項をご覧ください。


2014年度第1回標準版家族心理教育研修会 in 市川

<<満員御礼>>

申込者が定員に到達したため受付を終了しました(2014.5.11)


今年度もやります。

統合失調症を中心とした精神障害をもつ人たちの家族に対する心理教育(家族心理教育)を,基礎から学べる2日間の研修会です。関心のある方はぜひ,仲間をお誘いのうえご参加ください。


【日時】
 2014年6月7日(土),8日(日)

【場所】
 国立国際医療研究センター国府台病院 大会議室
 (千葉県市川市国府台1-7-1)
 JR市川駅よりバス約15分 (地図,アクセス方法はこちら

【受講料】
 8,000円 (テキスト代 1,800円込み) [当日,受付にてお支払い下さい]

※ テキストには心理社会的介入プログラム実施・普及ガイドラインに基づく
  心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅡ -研修テキスト編-
  (NPO法人コンボより出版)を使用します。
テキストを既にお持ちで当日持参頂いた場合は,上記テキスト代は不要です。

【参加申込方法】
 ウェブ(こくちーず)にアクセスして申し込みをして下さい。
  → 申し込み専用ページ(http://kokucheese.com/event/index/135398/

※ 申込締め切りは6月5日(木)17時まで

【主催】
 日本心理教育・家族教室ネットワーク

【講師】
 日本心理教育家族教室ネットワーク認定の
 家族心理教育インストラクターが担当します。

 ・ 井上 敦子 (東京女子医科大学)
 ・ 小河原麻衣 (リカバリーサポートセンター ACTIPS)
 ・ 逆井 裕美 (リカバリーサポートセンター ACTIPS)
 ・ 遠山 照彦 (太子道診療所)
 ・ 時田 陽介 (森メンタルクリニック)
 ・ 贄川 信幸 (日本社会事業大学)
 ・ 人見加津子 (錦糸町クボタクリニック)


詳しくは,開催要項もご覧ください。


2014年3月11日火曜日

厚生労働科研・研究報告会のお知らせ

厚生労働省科学研究補助金(精神疾患関連研究分野)
2013年度研究成果報告会

「地域生活中心」を推進する,地域精神科医療モデル作りとその効果検証に関する研究(研究代表者:伊藤順一郎)

日時:2014年3月15日(土)9時30分~17時30分
場所:フラクシア東京ステーション6階会議室D(東京駅より徒歩約5分)

重い精神障害をもつ人に対する「地域生活中心」を推進するための地域精神科医療モデルを構築し,その効果を検証する多機関共同の研究プロジェクトの総まとめの報告会です。

ストレングス・モデルのケースマネジメントを軸に,これまでに効果が確認されている介入プログラムである,ACT(包括型地域生活支援プログラム),IPS(個別職業紹介と支援)型の就労支援+認知機能リハビリテーションを取り入れてモデルを構築してきました。

その実施に関するプロセス評価や,結果をRCT(無作為化比較試験)によって確認するアウトカム評価,それによる経済的な効率性を確認する費用対効果評価などの各種の評価結果,さらには具体的な事例を扱う報告もあります。


私も分担研究者として携わる研究班の報告会です。このご時世に医療機関を中心とした精神科医療モデル?というご意見もあろうかと思います。これで医療だけにお金が付くという事態は避けたいです。しかし,医療機関も変わらなければ地域精神保健福祉は変わらないと思います。医学モデルのみの支援が地域に出て行っては本末転倒です。

当研究がその布石となるかどうか。研究結果を厚労省の政策に反映させる際にさらに工夫は必要ですが,まずはこの間の研究成果の総まとめとなる会ですので,関心のある方は是非ご参加ください。

会場へのアクセスはこちらをご参照下さい。


2014年2月8日土曜日

2013年度 日本社会福祉学会関東地域部会研究大会

2013年度 日本社会福祉学会
関東地域部会研究大会

日本社会福祉学会の関東地域部会で毎年開催する研究大会の案内です。
今回は日本社会事業大学で開催します。私は実行委員長として東奔西走。
当日は午後のシンポジウムで,シンポジストとしても登壇します。

都心から約1時間弱とやや距離はありますが,参加費無料ですので,多くの
方のご参加をお待ちしています。

詳しくは,大会ページからもご覧になれます。
 → こちらをクリック


日時:2014年3月1日(土) 9:30~17:30
場所:日本社会事業大学清瀬キャンパス
    
<アクセス>
西武池袋線清瀬駅南口よりバス約10分
「社会事業大学前」下車徒歩1分
詳細はこちら

【大会テーマ】
社会福祉学からの『発信力』(2)
―社会にインパクトを与える社会福祉学研究とその方法論―

社会福祉学が発信力を強めるために何をすべきか,社会に何
を求められているのか。その方法論に焦点を当てて検討します。

【プログラム】
9:30-11:30 一般演題
・研究報告,萌芽的研究報告,実践報告

12:30-13:15 記念講演
・小原眞知子(東海大学)
 「要介護高齢者の退院援助に有効なアセスメント法の開発とその活用
  ―社会にインパクトを与える研究方法論の視点から―」

13:30-17:00 大会シンポジウム
<テーマ>
 社会福祉学からの『発信力』
 ―社会にインパクトを与える社会福祉学研究とその方法論―

<シンポジスト>
・大島巌(日本社会事業大学)
  「シンポジウムの趣旨・位置づけ・枠組みについて」
・荒井浩道(駒澤大学)
  「東日本大震災と社会福祉学研究の課題,その研究方法」
・後藤広史(日本大学)
  「ホームレス状態からの「脱却」に向けた支援に関する研究とその研究方法」
・副田あけみ(関東学院大学)
  「高齢者虐待にどう向き合うか―M-D&Dを用いた実践モデル開発研究」
・贄川信幸(日本社会事業大学)
  「地域移行・就労移行に向けた効果的支援モデル構築のための評価研究方法」

<指定発言者>
・森田明美(東洋大学) ほか

<コーディネータ>
・嶋田英行(文京学院大学)
・山田知子(放送大学)

17:00-17:30 総会・関東部会研究大会奨励賞授与式

17:30 閉会

18:00-20:00 懇親会
・参加費:2,000円



2013年12月28日土曜日

心理教育・家族教室ネットワーク第17回研究集会仙台大会

日本心理教育・家族教室ネットワークの
全国研究集会に関するお知らせです。

私は大会2日目に,家族心理教育を機関でどのように
立ち上げ,実施し,定着させていくかの方法を検討する
分科会のコーディネータを担当します。

心理教育や家族教室・家族支援に関する様々な内容
が扱われる2日間の大会です。関心のある方の多くの
ご参加をお待ちしています。

関心のない方も,ぜひご参加ください。


心理教育・家族教室ネットワーク
 第17回研究集会仙台大会

大会専用ホームページはこちらをクリック


【日時】
 2014年3月7日(金),8日(土)

【場所】
 江陽グランドホテル
 (宮城県仙台市青葉区本町二丁目3-1)

 <アクセス>
 ・ JR仙台駅より徒歩約10分
 ・ 市営地下鉄「広瀬通駅」 西1出口すぐ
 ・ 市営バス「地下鉄広瀬通駅前バス停」 下車すぐ




















【大会テーマ】
 「はじめよう家族教室 ふかめよう心理教育」

【大会長】
 西尾雅明
  (東北福祉大学総合福祉学部教授,東北福祉大学せんだんホスピタル)

【参加費】

<事前申込>(2014年1月10日までの申込分)
 ・ 会員:6,000円
 ・ 非会員:7,000円
 ・ 当事者:1,000円
 ・ 家族・学生:2,000円

※ 1日参加,半日参加の参加費設定あり。
※ 当日申込でも参加可。

【プログラム】

特別講演1
「てんかんと心理教育をめぐって」
 ・ 松岡 洋夫 (東北大学大学院医学系研究科・教授)

特別講演2
「アンチスティグマ活動の現状と課題」
 ・ 佐藤 光源 (東北大学・名誉教授)

教育講演
「自閉症スペクトラムの理解と支援」
 ・ 内山 登紀夫 (福島大学大学院・教授/よこはま発達クリニック・院長)

大会長講演
「地域ケアと心理教育」
 ・ 西尾 雅明 (東北福祉大学総合福祉学部・教授)

シンポジウム
1)「心理教育はどこへいくのか」
 <座長>
 ・ 後藤 雅博 (南浜病院)
 ・ 伊藤 順一郎 (国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)
 <シンポジスト>
 ・ 井上 新平 (福島県立医科大学会津医療センター)
 ・ 後藤 雅博 (南浜病院)
 ・ 大島 巌 (日本社会事業大学)
 ・ 小林 清香 (東京女子医科大学神経精神科・心身医療科)
 ・ 福地 成 (みやぎ心のケアセンター)

2)「就労支援の視点から心理教育を考える」
 <座長>
 ・ 池淵 恵美 (帝京大学医学部精神科学教室)
 ・ 相澤 欽一 (福島障害者職業センター)
 <シンポジスト>
 ・ 池淵 恵美 (帝京大学医学部精神科学教室)
 ・ 相澤 欽一 (福島障害者職業センター)
 ・ 小野 彩香 (特定非営利活動法人Switch)
 ・ 長安 雅威 (株式会社ラウンドワン)
 ・ 江田 暁子 (ウイングル研修センター)

分科会

《3月7日》
① 「統合失調症をもつ当事者への心理教育」
 <コーディネーター>
 ・ 内野 俊郎 (久留米大学医学部神経精神医学講座)
② 「摂食障害の家族心理教育」
 <コーディネーター>
 ・ 上原 徹 (高崎健康福祉大学健康福祉学部)
 <プレゼンター>
 ・ 小原 千郷 (東京女子医大女性生涯健康センター)
 <指定発言>
 ・ 鈴木 廣子 (すずきひろこ心理療法研究)
③ 「認知症の人と家族支援のための心理教育アプローチ」
 <コーディネーター>
 ・  松本 一生 (松本診療所ものわすれクリニック)
④ 「高次脳機能障害者の社会復帰に向けた支援~就労を中心に~」
 <コーディネーター>
 ・ 大坂 純 (仙台白百合女子大学)
 <発言者>
 ・ 遠藤 実 (仙台厚生病院名誉院長)
 ・ 残間 理恵 (仙台市障害者総合支援センター)
 ・ 佐々木 智賀子 (家族の立場から)
⑤ 「学校現場の心理教育」
 <コーディネーター>
 ・ 福井 里江 (東京学芸大学教育心理学講座)

《3月8日》
⑥ 「アウトリーチで活かせる心理教育・SSTのスキル」
 <コーディネーター>
 ・ 土屋 徹 (Office夢風舎)
⑦ 「心理教育の立ち上げと維持の仕方
   ~ツールキットと施設内外の資源の活用から考える~」
 <コーディネーター>
 ・ 贄川 信幸 (日本社会事業大学社会事業研究所)
⑧ 「認知症の家族支援」
 <コーディネーター>
 ・ 加藤 伸司 (認知症介護研究・研修仙台センター)
 ・ 矢吹 知之 (東北福祉大学)
⑨ 「うつ病の心理教育:急性期と復職支援」
 <コーディネーター>
 ・ 池淵 恵美 (帝京大学医学部精神科学教室)
 <講師>
 ・ 後藤 雅博 (南浜病院)
 ・ 内野 俊郎 (久留米大学医学部 精神医学講座)
⑩ 「境界性パーソナリティ障害、摂食障害、発達障害などで
   感情調節が困難な方のご家族のための心理教育」
 <コーディネーター>
 ・ 遊佐 安一郎 (長谷川メンタルヘルス研究所)

セミナー
「ご家族のための情報提供セミナー」
 <コーディネーター>
 ・ 伊藤 順一郎 (国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)
 <発言者>
 ・ 丹羽 真一 (福島県立医科大学会津医療センター)
 ・ 前田 ケイ (ルーテル学院大学名誉教授)
 ・ 岡田 久実子 (さいたま市精神障害者家族会もくせい会)(Family to Family実践者)
 ・ 向谷地 生良 (北海道医療大学看護福祉学部)


・ 一般演題
・ おひとりさまネットワーク



2013年11月2日土曜日

2013年度第2回標準版家族心理教育研修会(市川)

【日時】 2013年12月14日(土),15日(日)
【場所】 国立国際医療研究センター国府台病院大会議室

【費用】 8,000円(テキスト代1,800円込み)

統合失調症を中心とする精神障害を持つ方の家族に対する心理教育について,基本的な知識と技法を習得できる2日間の研修会です。ご関心のある多くの方のご参加をお待ちしています。


※ テキストは「心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅡ 研修テキスト編」を用います。

  テキストをお持ちの方は,当日ご持参頂ければ,テキスト代は不要です。
※ 申込締め切りは,12月12日のお昼までです。


詳細および申し込みは,下記URLへアクセスして下さい。

→ http://kokucheese.com/event/index/124772/



2013年4月17日水曜日

2013年度 家族心理教育研修会 in 岡山



市川での開催案内に続き,岡山で開催される
標準版家族心理教育研修会の案内です。
こちらの研修会にも,アドバイザーとして加わります。

関心のある方で,市川には都合悪く参加できない,という方は,
よろしければ,こちらへのご参加をお待ちしております。


<<< 標準版家族心理教育研修会 in 岡山 >>>

【日時】 平成25年7月6日(土),7日(日)

【場所】 万成病院 6F 第一会議室
      (岡山県岡山市北区谷万成1-6-5)

【参加費】 8,000円 (資料代込み)

● 開催要項はこちら
● 申込み用紙はこちら

★ 公式案内ホームページ
 → 心理教育・家族教室ネットワーク
  

【申込締切】 6月22日(土) [定員になり次第締め切ります]

!! 注意 !!

市川開催の申し込み先と異なりますので,ご注意ください。
詳しくは,開催要項をご覧ください。


2013年度第1回 標準版家族心理教育研修会(市川)

2013年度第1回目の標準版家族心理教育研修会(市川)を,
下記の通り開催することとなりました。
関心のある多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

詳しい開催要項は,こちらからダウンロードしてご覧ください。

お申し込みは,こちらからインターネット上でお手続き下さい。

★ Fax からのお申込みもできます。
  → 申込用紙は,こちらからダウンロードして下さい。


<< 2013年度第1回 標準版家族心理教育研修会(市川) >>

【 日 時 】
・ 2013年6月1日(土),2日(日)

【 場 所 】
・ 国立国際医療研究センター国府台病院
  (千葉県市川市国府台1-7-1)

【 対 象 】
・ 家族心理教育の初級者~
 これから心理教育を始めようと思っている方,心理教育を
 行っているが基礎をしっかり学びたいという方,など
 職種,お立場は問いません。(定員60名,先着順)

【参 加 費】
・ 5,000円
  +テキスト代(1,800円)
※ テキストには,「心理社会的介入プログラム実施・普及ガイドラインに基づく
   心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅡ -研修テキスト編-」を用います。
  (NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボより入手可能)

【申込締切】
・ 5月27日(月)の昼12時まで

【 主 催 】
・ 日本心理教育・家族教室ネットワーク
・ NPO法人地域精神保健福祉研究所・コンボ

【 講 師 】
・ 日本心理教育・家族教室ネットワーク認定 家族心理教育インストラクター

 井上 敦子 (東京女子医科大学)
 小河原麻衣 (NPO法人リカバリーサポートセンター・ACTIPS [ACT-J])
 逆井 裕美 (国立国際医療研究センター国府台病院)
 贄川 信幸 (NPO法人コンボ・保健福祉研究所/日本社会事業大学)
 人見加津子 (錦糸町クボタクリニック)
 森山亜希子 (吉祥寺病院)     ほか


2012年12月13日木曜日

心理教育実施・普及ツールキット・リーダー研修会 (2012年度#2)

科学的に効果が実証されている家族心理教育プログラムを,機関の
通常プログラムとして立ち上げ,実施し,定着させるための諸活動を
進めるための取り組みを習得する研修会を下記の通り開催すること
になりましたのでお知らせします。

参加に条件がありますが,関心のある方はぜひご参加下さい。


★ 心理教育実施・普及ツールキット・リーダー研修会

家族心理教育を・・・
 - 実施したいけれど,どのように立ち上げていったらよいのか分からない。
 - 実施しているけれど,管理職や周囲の理解が得られない。
 - 実施しているけれど,立ち消えてしまいそうだ。
 

そうした疑問や悩みに対して,家族心理教育をどのように立ち上げ,実施し,
定着させていけば良いのかの方法を,私たちが開発したツールキットを用い
ながら,施設のニーズに合わせた方法を習得していくための研修会です。
効果のある家族心理教育プログラムを,施設の通常プログラムとして定着
させる取り組みを,目的的・効果的に進める方法を考えてみませんか?


【日 時】 2013年1月26日(土) 10時~18時

【場 所】 日本社会事業大学 清瀬キャンパスC301教室
      〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
      (西武池袋線 清瀬駅南口よりバス約10分「社会事業大学」下車すぐ) 
      アクセスマップ

【対 象】
 日本心理教育・家族教室ネットワークが開催する標準版家族心理教育
 研修会の受講修了者,またはそれと同等と認められる方(先着40名)。

【受講料】
 3,000円 + テキスト代(5,040円)
 (テキストを既にお持ちで当日持参頂いた場合はテキスト代不要)
 テキストは,心理社会的介入プログラム実施・普及ガイドラインに基づく
 心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅠ-本編- を使用します。
 (NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボより出版)

【主 催】
 NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ 心理教育実施・普及ツールキット研究会

【開催要項詳細】 こちらよりダウンロードして下さい(PDFファイル)
 
【申込方法】 ①~③のいずれかの方法でお申し込みください。

インターネットから http://kokucheese.com/event/index/64598/
  :「告知ーず」で必要事項を入力して申し込み。→ こちらをクリック

メールから fpetoolkit@gmail.com
 :申込書に必要事項を入力し,メールにファイルを添付して申し込み。

Faxから 042-496-3051 (担当:贄川[ニエカワ]宛て)
 :申込書に必要事項を記入し,Fax送付で申し込み。

 ● 申込用紙(Word) → こちらをクリック
 ● 申込締切: 2013年1月21日(月)

 

2012年10月16日火曜日

2012年度第2回 標準版家族心理教育研修会(市川開催)

2012年度第2回目の標準版家族心理教育研修会(市川「)を,
下記の通り開催することとなりました。
関心のある多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

詳しい開催要項は,こちらからダウンロードしてご覧ください。

お申し込みは,こちらからインターネット上でお手続き下さい。


<< 2012年度第2回 標準版家族心理教育研修会(市川) >>

【 日 時 】
・ 2012年12月8日(土),9日(日)

【 場 所 】
・ 国立国際医療研究センター国府台病院
  (千葉県市川市国府台1-7-1)

【 対 象 】
・ 家族心理教育の初心者
 これから心理教育を始めようと思っている方,心理教育を
 行っているが基礎をしっかり学びたいという方,など
 職種,お立場は問いません。(定員60名,先着順)

【参 加 費】
・ 5,000円
  +テキスト代(1,800円)
※ テキストには,「心理社会的介入プログラム実施・普及ガイドラインに基づく
   心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅡ -研修テキスト編-」を用います。
  (NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボより入手可能)

【申込締切】
・ 11月30日(金)

【 主 催 】
・ 日本心理教育・家族教室ネットワーク
・ NPO法人地域精神保健福祉研究所・コンボ

【 講 師 】
・ 日本心理教育・家族教室ネットワーク認定 家族心理教育インストラクター

 小河原麻衣 (NPO法人リカバリーサポートセンター・ACTIPS [ACT-J])
 小林 清香 (東京女子医科大学)
 逆井 裕美 (国立国際医療研究センター国府台病院)
 時田 陽介 (森メンタルクリニック)
 贄川 信幸 (NPO法人コンボ・保健福祉研究所/日本社会事業大学)
 人見加津子 (錦糸町クボタクリニック)
 福井 里江 (東京学芸大学)
 森山亜希子 (吉祥寺病院)     ほか


 

2012年6月18日月曜日

心理教育実施・普及ツールキット リーダー研修会/評価研修会


科学的に効果が実証されている家族心理教育プログラムを,機関の
通常プログラムとして立ち上げ,実施し,定着させるための諸活動を
進めるための取り組みを習得する研修会を下記の通り開催すること
になりましたのでお知らせします。

参加に条件がありますが,関心のある方はぜひご参加下さい。


★ 心理教育実施・普及ツールキット・リーダー研修会

家族心理教育を・・・
 - 実施したいけれど,どのように立ち上げていったらよいのか分からない。
 - 実施しているけれど,管理職や周囲の理解が得られない。
 - 実施しているけれど,立ち消えてしまいそうだ。
 
そうした疑問や悩みに対して,家族心理教育をどのように立ち上げ,実施し,
定着させていけば良いのかの方法を,私たちが開発したツールキットを用い
ながら,施設のニーズに合わせた方法を習得していくための研修会です。
効果のある家族心理教育プログラムを,施設の通常プログラムとして定着
させる取り組みを,目的的・効果的に進める方法を考えてみませんか?

【日 時】 2012年7月28日(土) 10時~18時
【場 所】 日本社会事業大学 文京キャンパス
      〒112-0002 東京都文京区小石川5-10-12
      (東京メトロ丸の内線「茗荷谷」1 番出口・3 番出口より徒歩5 分) 
      アクセスマップ
【対 象】
 日本心理教育・家族教室ネットワークが開催する標準版家族心理教育
 研修会の受講修了者,またはそれと同等と認められる方(先着30名)。
【受講料】
 3,000円 + テキスト代(5,000円)
 (テキストを既にお持ちで当日持参頂いた場合はテキスト代不要)
 テキストは,心理社会的介入プログラム実施・普及ガイドラインに基づく
 心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅠ-本編- を使用します。
  (NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボより出版)
【主 催】
 NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ 心理教育実施・普及ツールキット研究会

【開催要項詳細】 こちらよりダウンロードして下さい(PDFファイル)
【申込方法】
 下記より申込用紙をダウンロードし,必要事項をご記入・入力のうえ,
 Faxまたは電子メールにファイルを添付してお送り下さい。

 ● 申込用紙(Word) → こちらをクリック
 ● 申込締切: 2012年7月24日(火)
 ● 申込用紙送付先 
  - Fax: 042-496-3051 (日本社会事業大学社会事業研究所内[担当:贄川])
  - E-mail: fpetoolkit@gmail.com



★ 心理教育実施・普及ツールキット・評価研修会

上記,リーダー研修会の拡大版として開催します。
家族心理教育を実施しているけれど,自分たちの実践は本当に効果を
上げられているのだろうか? これから始めるけれど,必要性や効果を
管理部門にどのように訴えていけば良いだろうか?
「評価」というと堅苦しいですが,自分たちの実践による家族や当事者の
変化,周囲のスタッフや病院・事業所の変化を実感しながら家族心理教育
を取り組んでいくための方法を考え,習得するための研修会です。

【日 時】 2012年7月29日(日) 10時~16時30分
【場 所】 日本社会事業大学 文京キャンパス(詳細同上)
【対 象】 心理教育実施・普及ツールキット リーダー研修会の受講修了者。
【受講料】 無料
【主 催】
 ・NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ 心理教育実施・普及ツールキット研究会
 ・文部科学研究費補助金(基盤研究A)
 「実践家参画型福祉プログラム評価の方法論および評価教育法の開発とその有効性の検証」
 研究代表者:大島巌(日本社会事業大学社会福祉学部・教授) 
 分担研究責任者:贄川信幸(日本社会事業大学社会事業研究所・特任准教授)

【開催要項詳細】 こちらよりダウンロードして下さい(PDFファイル)
【申込方法】
 下記より申込用紙をダウンロードし,必要事項をご記入・入力のうえ,
 Faxまたは電子メールにファイルを添付してお送り下さい。

 ● 申込用紙(Word) → こちらをクリック (リーダー研修会の申込用紙と同じです)
 ● 申込締切: 2012年7月24日(火)
 ● 申込用紙送付先 
  - Fax: 042-496-3051 (日本社会事業大学社会事業研究所内[担当:贄川])
  - E-mail: fpetoolkit@gmail.com


★ 評価研修会では,実践家参画型形成評価プロジェクトの説明会を併せて行います。
  当研修会に参加頂き,本プロジェクトに参加頂くことで,プロジェクト期間中,評価を
  介したコンサルテーションが無料で受けられます。

2012年5月3日木曜日

標準版家族心理教育研修会 in 岡山 開催案内



市川での開催案内に続き,岡山で開催される
標準版家族心理教育研修会の案内です。
こちらの研修会にも,講師として加わります。

産まれも育ちも関係ありませんが,
岡山が第二の故郷になりつつあります。

西日本にお住まいで関心のある方,ぜひ奮ってご参加下さい。


<<< 標準版家族心理教育研修会 in 岡山 >>>

【日時】 平成24年7月7日(土),8日(日)

【場所】 万成病院 第一会議室
      (岡山県岡山市北区谷万成1-6-5)

【参加費】 8,000円 (資料代込み)

● 開催要項はこちら
● 申込み用紙はこちら

★ 公式案内ホームページ
 → 心理教育・家族教室ネットワーク
  


!!  注意  !!

市川開催の申し込み先と異なりますので,ご注意ください。
詳しくは,開催要項をご覧ください。



★ さらに!!

8月18日(土),19日(日)には,高知市で同様の
標準版家族心理教育研修会が開催されます。
こちらは私は講師として加わりませんが,関心の
ある方は是非ご参加ください。

詳細は公式ホームページをご参照ください。


 

2012年5月2日水曜日

標準版家族心理教育研修会 in 市川 (確定報)



日本心理教育・家族教室ネットワークの認定インストラクター
による標準版家族心理教育研修会を開催します。

前回,第一報を出しましたが,詳細が確定しました。
関心のある方は,是非ご参加ください。

● 開催要項はこちら
● 申込み書はこちら

公式案内ホームページ
(心理教育・家族教室ネットワークのホームページより)


<<<  標準版家族心理教育研修会 in 市川 開催について >>>

【研修会趣旨】
 統合失調症をはじめとする精神障害をもつ人の家族に対する
 心理教育の基礎的な知識や実施上のスキルを習得できること
 を目的として開催する2日間の研修会です。
 統合失調症の家族心理教育は,再発率の低下や家族の負担
 感軽減などの効果が科学的に実証されています。日本でも,
 国府台病院で効果モデル(国府台モデル)が考案されています。
 国府台モデル発祥の地である国府台病院で,情報提供の仕方,
 グループワークの進め方,スタッフの役割などを体系的に学べる
 機会ですので,ぜひ奮ってご参加下さい。

【日時】 2012年6月9日(土),10日(日)

【場所】 国立国際医療研究センター国府台病院
      (千葉県市川市国府台1-7-1)

※ アクセス
  ・ JR総武線 市川駅よりバス約15分 「国立病院前」下車1分
  ・ 京成電鉄 国府台駅よりバス約5分 「国立病院前」下車1分

【対象】 統合失調症の家族心理教育の初心者,
      これから始めようとしている方
      (職種,経験年数等は問いません)

【参加費】 5,000円+テキスト代(1,800円)

※ テキスト
  NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)より出版されている
  心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅡ(研修テキスト編)  
  を使用します。既にテキストをお持ちの方は,持参頂ければ
  テキスト代は不要となります。

その他:
  ・ 9日の夜には懇親会を予定しています。(会費別途)
  ・ 2日間の研修修了者には,修了証をお渡しします。

2012年4月17日火曜日

標準版家族心理教育研修会 in 市川 (第1報)

日本心理教育・家族教室ネットワークの
認定インストラクターによる標準版家族
心理教育研修会を下記の日程で開催します。

開催要項,申し込み方法等は,現在,詳細を
詰めていますので,確定し次第アップします。


【 標準版家族心理教育研修会 in 市川 開催について 】

研修会趣旨
統合失調症をはじめとする精神障害をもつ人の家族に対する
心理教育の基礎的な知識や実施上のスキルを習得できること
を目的として開催する2日間の研修会です。
統合失調症の家族心理教育は,再発率の低下や家族の負担
感軽減などの効果が科学的に実証されています。日本でも,
国府台病院で効果モデル(国府台モデル)が考案されています。
国府台モデル発祥の地である国府台病院で,情報提供の仕方,
グループワークの進め方,スタッフの役割などを体系的に学べる
機会ですので,ぜひ奮ってご参加下さい。

日時 : 2012年6月9日(土),10日(日)
場所 : 国立国際医療研究センター国府台病院
     (千葉県市川市国府台1-7-1)

※ アクセス
 ・ JR総武線・快速 市川駅よりバス約15分「国立病院前」下車1分
 ・ 京成電鉄 国府台駅よりバス約5分
  ( http://www.ncgmkohnodai.go.jp/koutsu.html )

対象 : 統合失調症の家族心理教育の初心者,これから始めようとしている方
     (職種,経験年数等は問いません)

 参加費 : 5,000円+テキスト代(1,800円) 【予定】

※ テキスト
 NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)より出版されている
 心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅡ(研修テキスト編)
 を使用します。既にテキストをお持ちの方は,持参頂ければ
 テキスト代は不要となります。
  ( https://x172.secure.ne.jp/~x172042/shop/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000074 ) 

その他
 ・ 9日の夜には懇親会を予定しています。(会費別途)
 ・ 2日間の研修修了者には,修了証をお渡しします。



2012年1月6日金曜日

心理教育実施・普及ツールキット リーダー研修会

 
私の関わる研修会の案内です。
直前の案内となりすみません。
 
 


このたび,NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)では,効果的な
家族心理教育を施設の標準サービスとして導入・実施・定着させる
ための具体的な方略を盛り込んだ「心理教育実施・普及ツールキット」
を活用するための研修会を,下記の通り開催することとなりました。

家族心理教育を実施したい・広めたいが,どうしていけばよいのか分か
らない,周囲や上司,管理部門からなかなか理解が得られない,継続
して実施したいが立ち消えてしまいそう,実施体制が一部の人の努力
にとどまってしまう等,家族心理教育を施設の標準サービスとして定着
させるためには,様々なご苦労があることと思います。

本研修会は,そうしたご苦労を解決するための方略を,私たちが開発した
心理教育実施・普及ツールキットを活用しながらどのように検討するかと
いった点を中心に,全国の仲間と考えられる機会としたいと考えています。

多くの皆さまのご参加をお待ちしております。


<開催要項>

1. 日程
・平成24年1月28日(土) 10:00~18:00
 

2. 場所
日本社会事業大学(清瀬キャンパス)C棟301, 304教室
〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
(正面玄関を入って右へ進み,廊下伝いに進む一番奥の建物の3階)
 [当日は案内図を貼り出します]

<交通アクセス>
・西武池袋線 清瀬駅南口2番バス乗場より西武バス(下里団地,滝川団地行き)
 約10分 「社会事業大学前」下車 徒歩1分(バスは10~15分間隔で運行)
※詳細は大学ホームページをご参照下さい。

3. 参加費
・3,000円(ツールキット代金別)
・テキストとして「心理教育実施・普及ツールキットⅠ(本編)」を使用します。
・テキストはNPO法人コンボより入手可(当日も購入頂けます[5,040円])。
 [ツールキットⅡ(研修テキスト編)とは異なりますのでご注意ください。]

4. 参加者
・日本心理教育・家族教室ネットワーク認定インストラクターが開催した
 標準版家族心理教育研修会の受講者および,それと同等と認められる者。
 定員30名(定員になり次第,締め切らせて頂きます。)

5. その他
・終了後に懇親会の席を用意しております。ぜひご参加ください。
・リーダー研修会は,今後も開催します(年に2回程度を予定)。

6. 主催
・特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)

7. 申し込み・連絡先(申込書をメール添付またはFAXにてお送りください)
・日本社会事業大学社会福祉学部 大島巌 研究室
 〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
 FAX: 047-320-3871 / Email: fpetraining@gmail.com
 

締め切り:平成24年1月20日(金)


★ 同開催要項 → こちらをクリック
★ 申 込 書  → こちらをクリック

2011年11月14日月曜日

日本精神障害者リハビリテーション学会 第19回京都大会

2011年11月13日(日)
 

精リハ学会第19回京都大会の一般演題で,精神科医療機関の
スタッフの家族関与の実態(予備的調査)の結果を報告し,家族
心理教育プログラムに参加する前の家族への関わり(関係づくり)
をシステムで取り組むための方策の示唆をまとめた。

●結果の概要
・入院時家族面接,初診時,面会時等の家族との接触機会に多く関わりがある。
・患者の状況の情報源,治療への協力者としての関わりは一定程度行われている。
 

●方策の概要
・家族自身の経験やストレングス・対処に焦点を当てた関わりが行える方策が必要。
・業務に追われる中でも,“誰か” が関われるような体制構築(役割設定等)が必要。

ところで,質疑応答で次のような意見が出た。

1) 看護師のスキルによる部分が大きく,全員が関わるのは難しいのではないか。
  多忙で難しいのはその通りであり,どうすれば看護の業務に位置づくのか。

2) 日本の家族の特徴(専門家の前では多くを語らない)を考慮すると,専門家
  が積極的に関わってもストレングスや対処を聞き出すのは難しいのではないか。
  家族心理教育プログラムで,他の家族の前であれば話せることが多い。

ご意見のとおりであり,そこに難しさを感じている。

1) , 2) の意見を受けての回答や,その後で考えたこと。


1) に対して

スタッフ研修に位置付ける。
これまでも“家族心理教育の研修” は多く行われているが,日常業務の中
での関係づくりのような家族対応が扱われている研修は,知る限り,ない。
 

家族心理教育のため,というと新たな業務が増えることになると捉えられ,
抵抗感が増す可能性がある。調査で明らかになったように,既に看護師も
多くの関わりを家族に対して行っている。その関わりのプラスアルファと
して,家族のストレングスや対処に焦点を当てることを加える,すなわち
「一歩踏み出す」取り組みとして加えられないか。
 
その具体的な方法を,今回の調査で明らかになったことを元に考えて行きたい。


2) に対して
 
米国の関係づくりのモデル,焦点をそのまま輸入することは,日本の実情に
合わない可能性があり,この点はさらに検討することは必要かもしれない。
 
ただ,聞き出す,話してもらうことよりも,家族に関心を向け,協働を構築
することが重要であり,その方法の一つとして,ストレングスや対処に焦点
を当てた関わりを行う,と考える方が妥当であろう。


そしてその後,2) に対して色々考えた。

「専門家の前では家族はあまり多くを語らない。
  家族心理教育に参加して,他の家族の前では色々語る。」

そうかもしれない。
それ自体は,自然のことだと思う。

そしてそこに,いくつかのトラップがある。

① 語れる家族が参加する,あるいは参加した家族は語れる。
  語れない家族は参加しない,あるいは参加しない家族は語れない。

② 専門家の前では家族はあまり多くを語らないのは,日本の家族自体
  の特徴もあるだろうが,日本の「専門家-家族」の関係性に縛られた
  中での反応ではないのか。


①については,だからこそ家族心理教育のスタッフだけではなく,
システムとして全体で家族と関係づくりを行えるような工夫を行い,
ニーズを持つ家族に多く家族心理教育プログラムに参加してもらえ
るように する必要があるだろう。

家族心理教育プログラムに結果として参加できなかったとしても,
日常的な家族関与の中で,家族心理教育的な関わりとしての
関係づくりの要素を行う必要があるだろう。


②については,関係づくりが「姿勢」から重要になってくることを示唆する。

家族は次のような反応を示していることが多い。
 
 「身内が統合失調症で入院することとなり,専門家にお世話になります。」
 「近くにいながら身内がこのようなことになってしまい,申し訳ございません。」
 「家族で見るのに疲れました。どうか病院で見てやってください。」

そうした家族が,専門家に何を語ってくれるだろうか。
そうした家族が,専門家から声をかけられることに,どれだけ抵抗を示すだろうか。

専門家からの声掛けに心から耳を傾ける,専門家に自分の体験を語る,
そのためには,家族に関わる専門家の“姿勢” が問われるように思う。

家族のストレングスや対処を聞けばよいという,"how to" だけではない。
当然だが,その関わりの姿勢にも,注意を払っていかなければならない。
その姿勢をいかに獲得していくか,ここにも焦点を当てる必要があるだろう。

発表し,意見を受け,考えたことで,改めて視点が整理された。

率直な意見を出してくれた方に,感謝である。


※ 当日の発表パワーポイント
  ↓
 http://dl.dropbox.com/u/45742302/%2319JAPR_PPTniekawa.pdf


※ プログラム集に掲載した抄録
  ↓
 http://dl.dropbox.com/u/45742302/%2319JAPR_SMRYniekawa.pdf


2011年10月18日火曜日

標準版家族心理教育研修会(市川開催)の案内


私が関わっている,統合失調症を中心とする
精神障害をもつ人の家族に対する心理教育
(家族心理教育)の研修会に関する案内です。

関心のある方のご参加をお待ちしています。
広く周知して頂けると幸いです。


【研修会開催告知】

研修会名:標準版家族心理教育研修会

日時:12月10日(土),11日(日)

場所:市川市男女共同参画センター
(千葉県市川市市川1-24-2)

内容:
統合失調症をはじめとする精神障害をもつ人の
家族を対象とした心理教育(家族心理教育)の
基礎的な知識とスキルを学ぶための研修会。

主催:日本心理教育・家族教室ネットワーク
共催:NPO法人地域精神保健福祉機構(COMHBO:コンボ)

講師:
日本心理教育・家族教室ネットワーク認定
家族心理教育インストラクター7名(★)及びアシスタント(●)

★大島  巌 (日本社会事業大学・NPO法人コンボ)
★福井 里江 (東京学芸大学)
★小林 清香 (東京女子医科大学)
★土屋 光紀 (初石病院)
★小河原麻衣 (国立国際医療研究センター国府台病院)
★人見加津子 (元・国立国際医療研究センター国府台病院)
★贄川 信幸 (日本社会事業大学・NPO法人コンボ)
● 森山亜希子 (吉祥寺病院)
● 井上 敦子 (東京女子医科大学)
● 逆井 裕美 (国立国際医療研究センター国府台病院)
● 今井佐知子 (国立国際医療研究センター国府台病院)

詳細情報・申込み方法
:下記の「ここをクリック」からダウンロードしてご覧下さい。

研修会実施要項 → ここをクリック
申込用紙 → ここをクリック


★ 同様の内容は,主催・共催団体ホームページからも
  ご覧いただけます。

日本心理教育・家族教室ネットワーク ホームページ
 (他の地域での開催研修情報も掲載されています)

NPO法人地域精神保健福祉機構 ホームページ
 (様々な地域精神保健福祉関連の情報も掲載されています)

2011年4月27日水曜日

家族心理教育のモデル

ブログを立ち上げたものの,書く時間がなかなか取れず。
10日ほど前の出来事を,まずは第一弾として。
 
 
佐賀県の,とある病院から家族心理教育のスタッフ研修講師依頼。
羽田空港は,節電で薄暗かった。
 

 

日本における統合失調症の家族心理教育は,標準版と呼ばれる,
枠組み,スタッフの役割などが明確にされているモデルがある。
 
これは,海外で効果が実証されている家族介入モデルを参考にしながら,
日本でも実施しやすいように工夫された家族心理教育モデルで,
日本でもRCT(無作為化比較試験:Randomized Controlled Trial)
で効果が実証されている。
 
千葉県市川市にある国立国際医療研究センター国府台病院で
モデルが考案されたことから,「国府台モデル」とも呼ばれている。
 
 
国府台モデルは,枠組みやスタッフの基本姿勢は分かりやすいものの,
グループセッションにおけるスタッフの役割は,実践の中では
明文化されている要素を流れの中で柔軟に応用することが求められ,
ともすれば,自分たちが行っている実践が「国府台モデル」なのか,
自己流になっているのか,分かりにくいところもある。
 
現実的には,国府台モデルではなくとも“家族をエンパワーする”
ベースの部分を踏まえていれば,亜型やオリジナル版が出てきても
良いと思うが,一つの準拠モデルとして意識されていることは
必要であるように思う。
 
 
 
今回の研修会は,まさにこの点で要望が上がってきたものである。

つまり,自分たちの病院は国府台モデルではないかもしれず,
それはそれで良いと思っているが,国府台モデルを改めて確認したうえで,
自分たちの実践を振り返りたい,そのために,国府台モデルを押さえている
贄川を研修講師として招きたい,というものであった。
 
目的,位置づけが実に明確であり,入りやすい研修であった。
 
 

前半は家族心理教育に関する情報提供の講義。
 

 
 
後半は,課題のグループセッション。
研修受講スタッフがロールプレイでグループセッションを行い,
随時,ポイントの確認とコメントを行うという形式で進めた。
 
いくつか課題は確認されたものの,目の前で展開されていた
ロールプレイは,スタッフの基本姿勢,進め方,役割は,
国府台モデルと呼べるものであったと思う。
 
こうした場合の講師の役割は,次の点になるだろう。
 
①皆さんの行っているグループセッションは国府台モデルの
 大事な要素をきちんと踏まえていると伝えることで
 スタッフに自信をもってもらうこと。
 
②課題に関して国府台モデルの要素を改めて確認すること。
 
③そのうえで,あえて加えるのであれば,国府台病院では
 ○○の点を△△している,等の情報を伝えることで,
 国府台病院での様々な工夫を知ってもらうこと。
 
 
これまでも様々な工夫を行いながら家族心理教育を
展開してきた病院だけに,スタッフは皆,実力者揃い
である,というのが,研修を終えての率直な感想。
 
 
夕方の飛行機で帰るスケジュールを組んでしまったので,
病院スタッフとの挨拶もそこそこに,病院を後にした。
 
 
羽田空港から,迷った挙句に選んだ京浜急行は,
品川に着く手前で,人身事故でストップしてしまった。
 

 
★ 標準版家族心理教育(国府台モデル)に関するテキスト
 
心理教育実施・普及ガイドライン・ツールキット研究会ほか(編)
心理社会的介入プログラム実施・普及ガイドラインに基づく
心理教育の立ち上げ方・進め方ツールキットⅡ 研修テキスト編

特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(2009年)
 

2011年4月2日土曜日

開設

4月1日を機に,研究関連のことに限らず,
少しずつですが,色々発信していこうと思います。
 
細く,長く。