2014年3月11日火曜日

厚生労働科研・研究報告会のお知らせ

厚生労働省科学研究補助金(精神疾患関連研究分野)
2013年度研究成果報告会

「地域生活中心」を推進する,地域精神科医療モデル作りとその効果検証に関する研究(研究代表者:伊藤順一郎)

日時:2014年3月15日(土)9時30分~17時30分
場所:フラクシア東京ステーション6階会議室D(東京駅より徒歩約5分)

重い精神障害をもつ人に対する「地域生活中心」を推進するための地域精神科医療モデルを構築し,その効果を検証する多機関共同の研究プロジェクトの総まとめの報告会です。

ストレングス・モデルのケースマネジメントを軸に,これまでに効果が確認されている介入プログラムである,ACT(包括型地域生活支援プログラム),IPS(個別職業紹介と支援)型の就労支援+認知機能リハビリテーションを取り入れてモデルを構築してきました。

その実施に関するプロセス評価や,結果をRCT(無作為化比較試験)によって確認するアウトカム評価,それによる経済的な効率性を確認する費用対効果評価などの各種の評価結果,さらには具体的な事例を扱う報告もあります。


私も分担研究者として携わる研究班の報告会です。このご時世に医療機関を中心とした精神科医療モデル?というご意見もあろうかと思います。これで医療だけにお金が付くという事態は避けたいです。しかし,医療機関も変わらなければ地域精神保健福祉は変わらないと思います。医学モデルのみの支援が地域に出て行っては本末転倒です。

当研究がその布石となるかどうか。研究結果を厚労省の政策に反映させる際にさらに工夫は必要ですが,まずはこの間の研究成果の総まとめとなる会ですので,関心のある方は是非ご参加ください。

会場へのアクセスはこちらをご参照下さい。


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